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新刊 恋するきっかけは秘密の王子様

ネタバレなしの、ゆるふわ小話。
おまけ其の二

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました
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? 「よろしいのですか」
? 「なにが」
? 「とぼけられても無駄です。……このまま黙って見ておられるおつもりですか」
? 「うん」
? 「本当にそれでよろしいのですか」
? 「あのさ、僕になにを言わせたいの」
? 「正直なお気持ちを伺いたいのです」
? 「僕はいつだって正直だよ」
? 「私はとてもそうとは思えません」
? 「そうかな」
? 「はい。お二人は互いに深く信頼し合っていらっしゃるのに、かけがえのない存在だと認めていらっしゃるのに、それでもあなた様は肝心の言葉を告げられない。歯がゆいのです、とても」
? 「うーん」
? 「このまま指をくわえていては、さらわれてしまいます」
? 「僕はそれでもいいよ」
? 「まさか。本気のお言葉とは思えません」
? 「いいんだ。彼女が幸せなら、僕も報われる」
? 「しかし」
? 「僕は彼女に出会って、もう十分幸福を与えてもらった。これ以上望めないくらいにね。だから次は、僕が彼女の幸福を願う番なんだ」
? 「……」
? 「(相手の肩をポンと叩く)心配してくれてありがとう。さ、お仕事、お仕事。手遅れになる前に早く例の男を見つけないと」
? 「そういえば、三〇〇祭に合わせて騎士団が捕○計画を立てているようですね」
? 「ふうん? なんでもいいけど、○○長さんと鉢合わせはしたくないなあ」
? 「そうですね、私もです。体格的に見抜かれそうですから」
? 「(黒い半仮面を着ける)今夜は港から六区に続く街道沿いを重点的に捜索する」
? 「(黒い半仮面を着ける)了解しました」
? 「行こう」
? 「はい。――ご○○様」
? 「なに」
? 「(畏まって一礼する)私はこれまで通り、これからもずっと、ご○○様にお仕えさせていただきます。決して、お一人には致しません」


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【2016/06/01 14:15】 | 恋するきっかけは秘密の王子様
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